デルの人生探究日記

ちょっと気持ちが軽くなって、へー、これやってみようかな、というヒントが見つかるかもしれないブログ

「ちゃんと泣ける子に育てよう」

こんにちは
del(デル)です。
 
最近娘はん(小2)が、
何か気に入らないことがあると、
不機嫌な「態度」でこちらに訴えてくる
ということが何度かあった。
 
私の中で、
「不機嫌になったら相手が配慮してくれる
ということを学んで欲しくない」
という思いがあるので、
「嫌なことがあったらちゃんと口で言わないとわからないよ。
不機嫌な態度だけで伝えようとするのは
あまり好きじゃない」と伝えた。
 
すると娘はんは
「ママの前で不機嫌になることが『悪』である」
と理解してしまったらしく、
一人でしばらく違う部屋で過ごして
何事もなかったように戻ってくる、
ということがあった。
 
つまり、
ネガティブな感情を私の前で見せてはいけない、
と学ばせてしまったのだ。
 
それはよくないなー、
と思いつつ、
どうしたらいいか、
と思った時に、
この本を思い出して読んでみたら、

ちゃんと泣ける子に育てよう 親には子どもの感情を育てる義務がある

ちゃんと泣ける子に育てよう 親には子どもの感情を育てる義務がある

 


バッチリ答えが書いてあるだけでなく、
もう少しで危険ゾーンにはいるところだった
肝が冷えた。
 
本の中の重要な部分を要約すると、
 
自分の欲求を制御できず
駄々をこねているという事は、
子ども自身が自分の中にある不快な感情を
「安全に抱える」ことができていないということ。
 
それはその「不快な感情」が、
「言葉」とつながっていないために、
言葉で表現することができない段階、
つまり、
「ネガティブな感情の社会化」がなされていないということ。
 
子供がその欲求不満に耐えられる力を育てるためには、
まず、
そのネガティブな感情を「大人に承認」してもらい、
言葉とつなげるという「社会化」のプロセスが必要
 
ネガティブな「感情」を承認するということは、
ネガティブな「行動」を承認するということとは違う。
 
「感情を承認」され、
言語化」してもらうことは、
「感情の社会化」を促すための支援として重要であり、
感情を承認されることで、
気持ちが落ち着くと、
「次の望ましい行動に自ら移る」ことが可能になる
 
具体的には、
子供がイライラしたり癇癪を起こしている時は、
抱きしめて安心感を与えつつ、
「◯◯されたことが悔しかったんだね」など、
その気持ちを受け止め、
言葉にする、という感じでしょうか。
 
まだ引き出しが少なくて、
感情を言葉にするのが難しい娘はんに対して、
私はなんて無茶な要求をしていたのだろう、
と反省。
 
さらに、
第5章に書かれていた
「無痛文明」の課題を読んで、
ハッとした。
 

我々の中には、
快楽や快適さ、安楽さを求め、
苦しみやつらさなどを避けようとする欲望がある。
 
それが文明を突き動かす原動力であり、
世の中は「無痛化」するように進化してきた。
 
その無痛文明が高度に発達する中で、
今存在する苦しみを消すだけでなく、
これから襲うであろう苦しみも
予防的に存在抹消しようとする流れが加速している。
 
大人は子供を愛しているからこそ、
我が子を苦しみにさらさない為に
予防的無痛化を試みる。
 
苦しくない、
悲しくない、
怖くない、
いつも楽しくにこにこしていて欲しい、
そのためにさまざまな手を打つ。
 
しかし、
苦しい、怖い、憎たらしい、腹立つ等、
これらの感情は生理現象であり、
それらを無痛化されることに
子供たちは様々な抵抗を示している
 
それは
子どもには生命の力が豊かに宿っているから。
 
苦しみを苦しむことに寄り添おうとする時、
そこに初めて「受容」が生まれる。
 
子供の苦しみを親が苦しむことができるようになった時、
子どもは自分の苦しみを半分にすることができ、
光を見出していくことができる。
 
ちゃんと泣ける子に育てましょう。
泣ける子は人を信じることができる子です。
 
泣ける子はここの自然治癒力が備わっている子です。
 
泣ける子は、身体の力で自分の不快感情を安全に抱えることができる子です。
それはすなわち生きる力を備えた子なのです。
 

はー、
今読むことができてよかった。
 
そして
愛情があるがゆえに
いい子に育てようとして、
なるべく辛い思いをさせたくなくて、
逆に子供の生命力を奪ってしまっている親が
少なからずいるような気がする。
 
そして、
私を含め、
今親になっている大人たちの多くも、
子供の時に不快感情を受容してもらえていなかった
悲しみを抱えている。
 
子供の苦しみを受容することで、
自分自身の苦しみも受容することができて、
子供のころの悲しみも
消化できるのかもしれないな。

 
本の中には
不快な感情を出せなかったがゆえに
いじめをしてしまったり
リストカットをしたり
引きこもったりした子供達と、
その親たちがどのように子供と向き合ったか、など
具体的な事例もたくさんあって読み応えがあります。
 
子育てが辛いなー
と感じている人は
読んでみると視点が変わるのではないでしょうか。

 

ちゃんと泣ける子に育てよう 親には子どもの感情を育てる義務がある

ちゃんと泣ける子に育てよう 親には子どもの感情を育てる義務がある