デルの人生探究日記

ちょっと気持ちが軽くなって、へー、これやってみようかな、というヒントが見つかるかもしれないブログ

嘘をついた娘とこれまでにない感覚

こんにちは
del(デル)です。
 
先日
娘はんが初めて嘘をついた。
 
冗談みたいな嘘は
これまでもあったかもだけど
本格的というか意図的なやつは
多分初めて。
 
 
娘はんのランドセルに
学校から借りた本が
長らく入っているのに気づいていた。
 
1ヶ月以上かな。
 
基本的には時間割や準備にはノータッチなので
見て見ぬ振りをしていたのだけれど、
 
あんまりにも長いな、と思ったので
「まだ返さなくていいの?」
という確認したら
「うん、返す」と娘はん。
 
それから数日経っても
ランドセルからのぞく
かいけつゾロリ」。
 
読みたいから持っているというよりは、
返せずにいる感じ。
 
何か返せない理由でもあるのかな?
と聞いてみても
「ううん、忘れてただけ」
と生返事。
 
見かねて
「今日は返して来なさい」
「わかった」
というやりとりがあったのが数日前。
 
しかし
帰宅してから何やらリュックに隠すのをみて
まさか、と思い
こっそり見てみると
 
やっぱりありました
返すはずの本が。
 
 
「ちょっとお話があるんだけど」
 
努めて平静を装っていたけれど
ただならぬ雰囲気を察して
表情が消える娘はん。
 
「今日本返した?」
「うん、返したよ」
 
うわー!!
なんの躊躇もなく嘘つきおった!
 
「本当に?
ママの目を見て言える?」
 
目を見て真剣に聞いたら
全く目を合わせることができない娘はん。
 
バレてるのかな
本当のこと言ったほうがいいのかな、と
逡巡していたのだろう。
 
私がリュックから取り出した本を見て
大粒の涙が目からこぼれ落ちた。
 
なんで嘘までつくほど
返すのが嫌なんだろう?
 
純粋に理由が聞きたくて
「なんでそんなに返すのが難しいの?」
と聞いても口を一文字に結んで
ただ泣いている娘はん。
 
この時
すごく不思議な感覚があって
 
嘘をつくのは悪いこと 
本を返さないのは悪いこと、と
正論を振りかざしたくなる自分を
 
俯瞰して見ている自分が
そっと制しているというか
 
カメラのレンズのように
近寄ったり離れたり
いろんな角度で
自分たちを観察していることに気がついた。
 
ものすごーく客観的に
この出来事を見ている自分に。
 
貝のように閉じている娘はんに
じっと心を沿わせる。
 
素直に自分の気持ちを伝えることにした。


◯◯ちゃんのことだから
本を返さなかったり
嘘をつくのが悪いことだと
わかっていることを知っていること
 
知っているのにできないのは
よっぽどのことだろうから
理由を知りたいということ
 
それを聞いて

さらに激しく泣き出し
首を横に振る娘はん。
 
そっか
言いたくないんだね。
 
「言いたくないなら聞かないけど
このまま本を返さないと
泥棒になっちゃうし
ずーっと嘘をつき続けなくちゃいけない。
それってつらいでしょう?」
 
どうやって返すか
一緒に考えることにした。
 
 
本は図書館ではなく
1年生の時の学級文庫のもので
春休みの前に借りて
そのまま2年生になった。
 
ここからは私の推測だけれど
1年生のクラスに返しに行くのが
恥ずかしい、とか
 
そのクラスの先生も知らないので
相談できない、とか
 
でもそんな気持ちが
うまく言葉にならないとか
プライドがあって言えないとか。

 
この気持ちを
無理矢理口に出させることより
 
早く本を返してスッキリするほうが
娘はんにとって幸せだろう。
 
いろいろ選択肢を示すうちに
自分で返すイメージが湧いたのか
 
「中休みに自分で返してくる」
と宣言した娘はん。
 
翌日学校から帰ってくるなり
誇らしげな顔で
「本返したよ!」
と報告してくれた。
 

私の中では
嘘をつかれた、という
子育ての中では
割とダメージのあることがあった時に
 
自分の価値観を押し付けたり
過去に体験した自分がされて嫌だったやり方を
(強制的にやらせる、謝らせる等々)
自動操縦で選択せずに
 
俯瞰して観察していたことが
新鮮な体験で。
 
これって実は
みんなできているの???
 
私にとっては
不思議な感覚でした。
 
 
探求ナビゲータ講座で学んだ
「知る、感じる」
 
最近意識していなかったけど
これがそうなのかな。
 
あとは
時間的、精神的な余裕があったから
俯瞰するスペースができたのかもしれない。


 
嘘をつかないでほしい
借りたものはちゃんと返してほしい
理由をちゃんと話してほしい
 
それは全部私の希望で
娘はんが今やりたいことではない。
 
目先のことじゃなくって
もっと先のゴールってなんなんだろう。

 

私の対応が
良かったのか悪かったのかは
正直わからない。
 
 
嘘をつかれるなんて
まだまだ序の口で
 
これからもっと
頭を悩ませることが起こると思うけど
 
今回の体験で
「お宝アイテム」を1つ手に入れたような
そんな気分になりました。