デルの人生探究日記

ちょっと気持ちが軽くなって、へー、これやってみようかな、というヒントが見つかるかもしれないブログ

「そして父になる」からの・・・

こんにちは
del(デル)です。
 
先日鑑賞した「万引き家族」で是枝作品に興味を持ち、柳楽優弥くんの「誰もしらない」を観ようと思ったのですが、Netfrixでも見当たらないし、Amazon Primeではなぜか閲覧できなかったので、「そして父になる」を鑑賞。

 

movies.yahoo.co.jp

 


6歳まで育ててきた我が子が、出産した病院で取り違えられ、他人の子だとわかった家族の物語。
 
「血の繋がりか、これまでのつながりか」
 
答えのないゴールに向けて葛藤する2つの家族が丁寧に描かれています。
 
んが!!
私にはあまりにもさらりと綺麗に描かれすぎている気がして。
 
もし今我が子が他人だとわかって、これが本当のあなたの子だよ、と見ず知らずの子を差し出されたら・・・
 
いや、無理。
脳が想像することを拒絶してます。
 
取り乱すどころの騒ぎじゃないんだと思うなぁ。。。
 
観終わった後、未消化感がぬぐえなくて、みんなはどう思ってるのかな、とググってみたら、元ネタとなる実話があるようで。
 
1972年に実際に沖縄で起こった幼児取り違え事件。
「ねじれた絆」という本には、この事件を17年かけて取材したレポートが綴られています。

 

 

 

ねじれた絆―赤ちゃん取り違え事件の十七年 (文春文庫)

ねじれた絆―赤ちゃん取り違え事件の十七年 (文春文庫)

 

 

両方の親御さんの心情や、子どもの様子が詳細に描かれていて、時に母親に、時に子供に感情移入しながらハラハラしながら読みました。
 
これから先はネタバレしちゃうので、読みたくない方はここまでで。

取り違えのあった家庭をA家、B家とすると、A家のお母さんは、若くして4児の母になるのですが、遊び歩くのがやめられず、実の姉に子育てを任せっきりの、いわゆるネグレクト(育児放棄)な親。

さらにその姉との間にできた子供も同じ屋根の下で暮らすという、なかなか壮絶な家庭です。
 
様々な葛藤の末、結局血の繋がりを優先して、実の親の元に子供は引き取られるのですが、A家の子供は結局成人しても実の親に寄り付かず、育ての親を慕い続けるのです。
 
つまり、A家の子供は、「血の繋がり」よりも「かけられた愛情」を選んだ、と。
あくまでもその子の場合ですが。

世の中には様々な事情の方や家族の形があると思いますが、この事実で救われる人も少なくないのでは、と思いました。
 
そして何より、たくさんの苦しみや葛藤がある中でも、当事者の子供達がたくましく前を向いて生き抜いていることに心を動かされました。
 
家族のつながり、絆について考えさせられる一冊です。